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悲劇ホットコーラ事件 中学生時代

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それは寒い冬の出来事だった。

当時中学生だった僕は部活の合宿に参加した。
他校の生徒も大勢集まって合同練習をする規模の大きい合宿だった。
8人部屋に別々の学校の見知らぬ生徒どうしが寝泊りし、4日間の生活を行う。

僕は電車の乗り換えミスで到着が遅れてしまい、ぎりぎりの時間に合宿所に
着いた。もう他の学校の生徒は集合場所に集まっている。

早く荷物を置いて自分も集合場所にいかなければ。
決められた部屋に入るとすでに他の学校の人の荷物が各ベッドの上に
置いてあった。僕もベッドに荷物を置こうと空いているところを探した。

・・・空いてないんですけど。

おかしなことに、すべてのベッドに荷物が置いてあった。
部屋を間違っているわけではない。
しかたなく、奥のタタミスペースに荷物を置いて集合場所へ向かう。

というわけで、ハードな合宿生活が始まった。

すぐにトレーニングは始まり、普段の練習に比べて体力的にも精神的にも
刺激があった。

そしてやっと本日の練習が終了した。
ミーティングで自分の部屋が8人部屋で、部屋の人数が9人であることを知った。
僕は9人目だったのだ。

どこで寝るんじゃい!

とまあ思ったわけなんですが、タタミスペースを使って9人目のために
用意してくれてあったフカフカの布団で寝るというのを聞いて一安心。
しかも、同じ部屋の他のみんなはベッドの上でシーツが薄い、寒すぎる、と
嘆いていた。僕はついていた。

しかし、この後悲劇の出来事が起こる。

冬とはいえハードな運動を一日中続けたため、のどが渇いて死にそうだった。
僕は合宿所にある自動販売機で冷たいコーラを買うことにした。
コーラはスポーツマンにはあまり良くないのか、合宿中は禁止にしている
学校もあったけど、自分の学校からは参加者も少なくあまりうるさいことは
言われなかった。

で、自動販売機にお金を入れてコーラのボタンを押すと・・・

ゴトッ

なんか変なものが出てきた。

細長い鉄くずみたいなものがそこにはある。
一瞬、目が点になった。

が、それはまぎれもなく僕が買おうとしたコーラであることがわかった。
しかし、明らかに普通じゃないところがあったのだ。

ホットじゃねーか!

何故か つめた〜い はずのコーラが、あったか〜い のだ!!
あったかいどころではなく、真冬にホットで設定されているので熱かった!
そして細長かった原因はおそらくカンの中で炭酸が膨張しているのだろう。
カンを内側から変形させるこの膨張力、さわったら爆発するんじゃねーか!?

おそるおそるカンを持ち、細長いコーラを部屋に持ち帰って窓際に置いて
冬の夜風で冷やした。

次の日、コーラの様子を見てみると、冷たくなってた。
カンが変形したままでフタがあけにくかったけど、普通に飲めた。

そして再び自動販売機の前を通ったら、

「故障中。」

こういうこともあって、僕はその後 試合で大活躍をした。

  

 
 

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